ウォーターサーバーを徹底比較!

こんなお店にも!? ウォーターサーバーで顧客満足度UP!

こんなお店にも!? ウォーターサーバーで顧客満足度UP!

 自宅にウォーターサーバーを設置して、日々の飲み水や料理に使っている家庭が増えているが、街に出ると、美容室やエステといった美や健康を意識した店舗での活用も広がりを見せているようだ。ではその他の業種や店舗では、ウォーターサーバーを実際どのように利用しているのだろうか? また、設置した効果について聞いてみた。

コスモウォーター

◆お茶販売店で…

 埼玉県でお茶販売の店を営む62歳の竹下伸二さん(仮名)は、知人のすすめで1年前からウォーターサーバーを使い始めた。

「お茶の販売をしているわけですから当然、お客さんに試飲していただくことがあります。昔は台所でわかした水道水を魔法瓶に入れて置いておきました。最近までは電気ポットを使っていましたね。でも知人から『おいしくお茶をいれるなら、いい水を使うことをオススメしますよ』と言われ、ウォーターサーバーをお店に置くことにしたんです」

 確かにお茶と水は切っても切れない関係にあるため、竹下さんは特に悩むこともなくすぐにウォーターサーバーを注文したという。特に気に入ったのは、日本のお茶の抽出に適した軟水が選べることだった。

 水にはミネラル分が溶け込んでおり、カルシウムやマグネシウム分の含有量が1リットルあたり120ミリグラムを超えると“硬水”、それ以下を“軟水”という。ミネラルの量が増えると、茶葉から抽出する働きが弱くなることが知られている。つまり、硬水より軟水のほうがお茶には向いているということだ。

緑茶をいれるときは軟水がいい

緑茶をいれるときは軟水がいい

「私が住んでいる地域の水道水も軟水ではあったんですが、わずかながら塩素のニオイなんかもしますので…。だったらウォーターサーバーの水でお茶を試していただいたほうが、より商品の価値をわかってもらえると考えたわけです」

 竹下さんは陳列棚の一角を片付け、卓上型のウォーターサーバーを置けるようにした。

「ウォーターサーバーは、すぐにお湯を出すこともできますからね。思っていたよりスマートにお茶を出すことができるようになりました。常連のお客さんからは『前よりもお茶がおいしい』なんて言われています」

◆薬局で…

 佐藤清美さん(仮名)は57歳。ご主人と二人で薬局を営んでいる。

「チェーンのドラッグストアではなく、地域密着型の薬屋として30年くらいやっています。お客さんは病院の処方箋を持ってくる人や、病院で相談できないことを聞きにくる人などが多いですね」

 頭が痛い、お腹が痛いなどの症状が出たときに、医者にかかる前に佐藤さんのお店に薬を買いに来たり、意見を求めたりする人が、一か月に何人かは必ずいるのだとか。

「そんなとき、私たちのできる範囲で相談に乗ったり、お薬を選んだりします。ウォーターサーバーは、その場でお薬を飲みたいという人のために4年前に導入しました。お湯と冷水と両方出るので、混ぜればすぐに飲みやすい温度にできますし。置いてみて意外と使えると思ったのは、赤ちゃん用の粉ミルクです」

ウォーターサーバーは赤ちゃんのミルク作りにも最適

ウォーターサーバーは赤ちゃんのミルク作りにも最適

 佐藤さんの薬局では、薬以外に乳幼児用の食品なども置いている。特に役立ったのは、粉ミルクの使い方がよくわからないという人に実演してみせるときだという。

「論より証拠です。量や温度など、若いお母さんには体験してもらったほうがいいんです。おかげで粉ミルク以外の相談までしにくる、若いお母さんが増えました。でも地域の薬局としては嬉しいですね。ウォーターサーバーの水は当然、赤ちゃんにも安心な水を入れています」

◆カメラ店で…

 カメラ店を長年営んでいる63歳の西田正義さん(仮名)は、2年ほど前から店舗にウォーターサーバーを置いている。

「ご存知とは思いますが、カメラの大敵は湿気です。特にレンズは湿気でカビが生えますから。うちでは古い中古カメラも置いているので、湿度管理は特に重要なんです」

 乾燥させるための空調を常に入れているので、店内の湿度は低い。1時間も店番をしていると、喉はカラカラになるという。そのため、いつも手元にペットボトルの水やお茶を置いていたと西田さん。

「暇なときはいいんですが、ときどきお客さんが大勢入ることがあるんです。中古カメラが好きな年配のお客さんが、カメラ仲間を誘って来るんですね。そういうときはサロンのようになって私も結構楽しんでいるんですが、お客さんの手前、自分だけ何か飲んでいるというのもためらわれて…」

 西田さんはあるとき、インターネットでウォーターサーバーを知り、これなら自分が飲むだけでなく、お客さんにもさりげなく飲み物を提供できるとひらめいたそうだ。

「何か飲みたいなと思ったときに、お客さんにウォーターサーバーから紙コップに注いだ水を渡します。写真を撮って歩いてきて、喉が渇いている方なんかには特に喜ばれますね。水を飲んで一息ついたおかげで、さらに話が盛り上がったり…。うちのような細々とやっているお店では、ちょっとしたサービスがお客さんをつなぎ止めることになるのかな?と思ったりしています」

 * * *

「ちょっと何か飲みたいな」と思ったときに、いいタイミングでおいしい水が出てきたら、お店の印象はグッと良くなる。また、一杯の水でお客さんとのコミュニケーションが広がる可能性もある。ウォーターサーバーをうまく活用すれば、顧客満足度の向上にもつながるのかもしれない。

   
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