ウォーターサーバーを徹底比較!

都内アンテナショップのオススメ!全国「おいしい特産名水」<その2>

都内アンテナショップのオススメ!全国「おいしい特産名水」<その2>

 国土交通省は1958年から、水質が優良な河川のランキングを発表している。「全国一級河川の水質現況」がそれ。今回は、そこに名前が挙がっている川が流れる鳥取、高知、熊本のアンテナショップで、オススメの地元の名水を聞いてみた。

コスモウォーター

◆実は全国で愛飲されている! 鳥取県の水

 鳥取県からは小鴨川が選出されている。鳥取というと砂丘を思い出す人は多いと思うが、実は名水の一大産地でもあるのだ。その秘密は中国地方最高峰の大山にある。大山には西日本有数のブナ林があり、降った雨が長い年月をかけて良質な湧き水となる。小鴨川も源流は大山東部の山を源流としている。東京の新橋駅前にある「とっとり・おかやま新橋館」店長の瀬尾泰弘さんはこう話す。

「一番人気なのは『奥大山』という水ですね。硬度21のかなりの軟水で、飲み口が柔らかいことが特長です。定期購入される方も多く、当店の近くの企業の会長様は『お茶をいれるならこれしかない!』と、名指しで定期購入されています。硬度が低いため食材への浸透力が高く、普通のお米もふっくらとおいしく炊けるという評価もうかがっています」

鳥取の水「天然水 奥大山」定価162円(税込み)

鳥取の水「天然水 奥大山」定価162円(税込み)

 料理にも最適ということで、2年前には「米・食味分析鑑定コンクール 国際大会」の基準水としても使われている。Ph値は7.0前後の中性で肌にもやさしいため、奥大山のメーカーがある江府(こうふ)町では赤ちゃんが生まれると町から水が贈られるという。また、大山の水質の良さは地元の人が認めているだけではない。サントリーの採水地の一つであり、日本コカ・コーラの「いろはす」は大山の水である。実は大山の水は日本全国で口にされてきた名水でもあったのだ。

ちなみに「奥大山」を発売している企業でも、ウォーターサーバー事業を展開している(鳥取県内と島根県の一部)。

【データ】

  • 店名:とっとり・おかやま新橋館
  • 所在地:東京都港区新橋1-11-7
  • 電話:03-3571-0092
  • 公式サイト:http://www.torioka.com/

◆高知は川と海に名水がある

 高知県からは仁淀川が優良な水質の上位にランキングされている。同県はかの有名な四万十川も有しており、河川自体がブランドとして確立している県の一つともいえる。東京都中央区銀座にある、高知県のアンテナショップ「まるごと高知」店長の佐々木誠さんは、売れ筋の水についてこう話す。

「一番人気は『四万十の純天然水』ですね。硬度が13.4とかなり低い軟水で、まろやかで飲みやすいと多くのお客様からご好評をいただいています。四万十川流域は米どころが多く、そこで採れたお米と相性がいいので、高知県産米を食べるなら一度はこの水で炊いてみてほしいですね」(佐々木さん、以下「」内は同)

低硬度で味がまろやかという「四万十の純天然水」 定価100円(税込み)

低硬度で味がまろやかという「四万十の純天然水」 定価100円(税込み)

 軟水は飲みやすさの他に、お茶などを抽出するのに適しているため、まとめ買いしていく人も少なくないとのこと。そして高知にはもう一つ名物の水があると、佐々木さん。

海洋深層水です。室戸岬沖の、水深200m以上のところからくみ上げた海の水です。こちらは海からのミネラル分が非常に豊富に含まれている水で、しっかりとした飲みごたえを感じることができます。健康志向の方からの注目度が高いですね。『身改水』というミネラルウォーターは、高知大学医学部との共同研究で開発されました」

 海洋深層水は、いまや同県の特産品の一つにもなっており、お茶や食品から化粧品にいたるまで、多くの製品に利用されている。ショップには深層水やそこからの派生商品がズラリと並び、いかに力を入れているかがわかる。

 日常使うのは“川の水”、ミネラルを補給したいときは“海の水”…と、選ぶこともできるのが高知の水の魅力だ。

【データ】

  • 店名:まるごと高知
  • 所在地:東京都中央区銀座1−3−13 オーブ プレミア
  • 電話:03-3538-4365
  • 公式サイト:https://www.marugotokochi.com/

◆熊本県は火だけでなく水の国でもある!?

 熊本県から選出されているのは川辺川。同県内を流れる最大の河川である球磨川の支流だ。球磨川水系は良質の水を使った焼酎作りが盛んで、「球磨焼酎」というブランドとして確立しているから、お酒好きの人にはお馴染みかもしれない。

 熊本県東京事務所くまもとセールス課の吉村了介さんは説明する。

「熊本県は全域で名水の産地なんです。その中で熊本市の水道水は100%地下水。雨水などがろ過される環境や、地下水になる過程で含まれるミネラルの配分などにより、キレイでおいしい水になるのです。上水道で使っている水源の水をそのまま詰めた『熊本 水物語』というのがあるほどです」(吉村さん、以下「」内は同)

熊本の水といえばまずは「熊本 水物語」定価130円(税込み)

熊本の水といえばまずは「熊本 水物語」定価130円(税込み)

「水物語」は硬度81と若干高めに思えるが、吉村さんによると「ミネラルのバランスがいい水」として様々な方面から高い評価を得ているという。実際、熊本市の水道水は厚生省(現、厚生労働省)の「おいしい水」研究会で全国第3位になっている。

「人気があるのは阿蘇の水です。『はくすい』や『阿蘇のメイスイ』などはとても売れ行きがいいですね。この地域の水は清涼飲料や炭酸飲料にも使われていて、ご当地サイダーの『三菱サイダー』では、阿蘇の伏流水を利用しています。熊本は『火の国』であり『水の国』でもあるのです」

 これらのボトルウォーターや派生商品は、「銀座熊本館」(東京都中央区)で購入できる。「阿蘇のメイスイ」は、東京・名古屋・大阪でもウォーターサーバー事業を展開しているので、対象地域なら日常の飲用水として取り寄せることが可能だ。

【データ】

 * * *

 名水の産地ではボトリングウォーターの販売だけではなく、家庭用ウォーターサーバーのサービスを展開し、いつでも飲めるような体制を確立しているところも増えてきた。また、その地元でなくても、ウォーターサーバーの宅配水を各地の名水から選ぶことも可能だ。いろんな水を試して、お気に入りのものを見つけてみてはいかがだろうか?

   
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