ウォーターサーバーを徹底比較!

緑茶やミルクティー、レモネードも! ウォーターサーバーで楽しむ「パウダー飲料」最新事情

緑茶やミルクティー、レモネードも! ウォーターサーバーで楽しむ「パウダー飲料」最新事情

 ミネラルバランスに優れた厳選された天然水や、高機能ろ過装置で浄化された安全でおいしい水を使用しているウォーターサーバー。そのまま飲んでももちろんおいしいが、お茶や炊飯、料理などに使ってもいい。水道水のような残留塩素などがないため、素材本来の味や香りを十分に楽しむことができる。そこで今回は、ウォーターサーバーの水を使えばさらにおいしく飲めるはずの「水やお湯で溶いて作るドリンク」のトレンドについて調べてみた。

コスモウォーター

◆お茶系の人気商品は?

 水、あるいはお湯で溶く飲み物の代表選手はインスタントコーヒーだろう。しかし、それ以外にも実に様々な種類が存在するのをご存じだろうか? 中でも人気のあるものやユニークな製品を、東京都内のホームセンターで聞いてみた。

 食品売り場担当者のAさんは、売れ筋や傾向についてこう話す。

「よく売れているものとなると『紅茶』系の商品になりますね。1杯分を個別包装にしたスティックタイプが人気です。紅茶の中でもミルクティーがよく出ますね。自分で作ろうとすると、紅茶とミルクを用意しなければなりませんが、これならお湯を注ぐだけでできますから。ロイヤルミルクティーだとミルクに茶葉を入れて沸かし、漉す必要があるため、さらにひと手間かかりますしね。ところで細かいことですが、こうした製品のほとんどは『粉末』ではなく『顆粒』状で作られています」(Aさん、以下「」内は同)

 Aさんによると、粉末はすりつぶしたり破砕して細かくした粉のことだが、顆粒は溶けやすくした素材を固めた微細な粒で、水に溶いて使う飲料のほとんどは、この顆粒にして作られている。そのためAさんは、名称としては「パウダー飲料」が適当ではないかという。

「最近人気なのは『日東紅茶』の『塩キャラメルミルクティー』ですね。塩がキャラメルの甘みを引き立てつつ、その合間から紅茶の風味が立ち上ってきます。冷水にも溶けやすいので、暑かったこの夏はアイス用としてよく売れました」

 日本のお茶も負けてはいない。緑茶を用いたパウダー飲料も好評という。

「夏のお茶というと、昔は麦茶が定番でしたが、冷たい緑茶の清々しい味わいを好む人も多いようです。手軽に冷茶を楽しめるものとして、一番人気は『伊藤園』の『お~いお茶 さらさら抹茶入り緑茶』ですね。ブランド力とおいしさ、冷水でも溶けやすい利便性が受けている理由だと思います。興味深いのは、会社員の方がまとめ買いしていくこと。来客用にビジネスユースの需要があるみたいですね」

 お茶は作り置きしておくと色が変わったり味が落ちたりする。とはいえお湯でいれたら冷ますのに時間がかかってしまう。冷茶をサッと出したいときに便利なのだろう。

「抹茶系では『片岡物産』の『辻利 抹茶ミルク やわらか風味』も人気があります。抹茶とミルクの相性がいいことは、最近のデザートの傾向からもよくわかると思います。京都の『辻利』のお茶ですから、味と香りは申し分ありません。よりコクのある味わいを求めたい人は、ミルクで溶かすといいでしょう。アイスでもホットでもおいしいので、スイーツ感覚で飲んでみてください」

左/「塩キャラメルミルクティー」8本入り378円(税込み)、中/「お~いお茶 さらさら抹茶入り緑茶」40グラム540円(税込み)、右/「辻利 抹茶ミルク やわらか風味」200グラム513円(税込み) ※画像はすべて公式サイトから

左/「塩キャラメルミルクティー」8本入り378円(税込み)、中/「お~いお茶 さらさら抹茶入り緑茶」40グラム540円(税込み)、右/「辻利 抹茶ミルク やわらか風味」200グラム513円(税込み) ※画像はすべて公式サイトから

◆ジュース系で人気なのは?

 パウダー飲料にはお茶だけでなく、ジュース類もある。

「ロングセラーとして安定した人気を誇っているのは、『名糖産業』の『レモネードC500』ですね。黄色い缶のパッケージを目にしたことがある人も多いと思います。個別包装ではないパウダー飲料の利点は、味の濃さを調節できる点です。ビタミンCやEもたっぷりですし、おいしい水で作ってみてはいかがでしょう。もちろんホットで作ることもできるので、季節を問いません」

 標準的な作り方をすると、コップ1杯でビタミンCが500ミリグラム摂れるという。これは、レモン25個分に匹敵する分量。炭酸水で割ればレモンスカッシュになるので、炭酸水対応サーバーを使っている人は試してみてもいいかもしれない。

「本格派のジュースとは少し違いますが、駄菓子専門メーカー『松山製菓』の『フレッシュソーダ』というのがあります。個別包装されたパウダーと水を合わせると、昔ながらのテイストのソーダ水が出来上がります。お子さん方からの人気が高いだけでなく、大人のお客さんが喜んで買っていくことが少なくありません。おそらく懐かしさで買ってみたくなるんだと分析しています」

 お小遣いが少ない子どもにとって自動販売機の飲料は高級品だが、「フレッシュソーダ」なら数分の一程度の価格で味わえる。また、そうした子ども時代の思い出が、大人も引きつけるのかもしれない。ウォーターサーバーの水を使うのは一見ぜいたくに思えるが、現代的な駄菓子の楽しみ方の一つかも?

「松山製菓は他にも、フルーツジュースやコーラのパウダー飲料も発売しています。水を入れるとビールそっくりになるジュースまであるんです(笑い)。価格は超リーズナブルですから、いろいろとお試しになっても楽しいですよ」

左/「レモネードC500」720グラム1080円(税込み)、右/「フレッシュソーダ」50個入り918円(税込み) ※画像はすべて公式サイトから

左/「レモネードC500」720グラム1080円(税込み)、右/「フレッシュソーダ」50個入り918円(税込み) ※画像はすべて公式サイトから

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 最近のパウダー飲料は、昔のものと比べて溶けやすくなり、素材も安全性の高いものを使用し、おいしさもアップしているという。何より手軽さが魅力だ。お茶やジュースなど各種取りそろえておけば、ウォーターサーバーライフがより豊かになりそうだ。

   
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