ウォーターサーバーのおいしい水を氷にして楽しむ方法教えます!
ウォーターサーバーの水は、おいしさと安全性が追究されており、日常の飲料水としてそのまま飲む以外に、お茶や料理など幅広く使われている。さらに、これからの気温が上がってくる季節には、ウォーターサーバーの水で氷を作ってみたいという家庭もあるだろう。そこで今回は、ウォーターサーバーの水で氷を作る際の楽しみ方についてレポートしよう。
◆冷蔵庫の自動製氷機はNG!
ウォーターサーバーの水で氷を作ったら、アイスコーヒーやジュースももっとおいしく飲めるかも…そう考える人は少なくないはず。もちろん、何の問題もなく氷にすることはできるのだが、1点だけ注意が必要だ。それは「冷蔵庫の自動製氷機を使わない」ということ。理由は「ウォーターサーバーの水は、殺菌用の塩素が入っていないため」。
自動製氷機のパイプや製氷装置の中に雑菌が残っていた場合、かえって繁殖しやすくなってしまうからだ。ウォーターサーバーメーカー大手の「アクアクララ」や「クリクラ」でも、サイト上でこの点について注意を促している。
では、どうすればいいかというと、清潔な「製氷皿」で作り、すぐに使い切ってしまえばいいのだ。製氷皿というと真四角の面白みのないものを想像しがちだが、探してみると最近ではユニークなものがいろいろある。
◆ボールのように丸い氷を作りたい!
家庭用の製氷皿で作る氷というと昔から立方体、つまりサイコロのような形が一般的で、半球状ならともかく、ボールのような丸い氷は作れなかった。でも球形の氷は、オシャレなカフェやバーで見かけることがある。実は、それを家の冷凍庫で作れる製氷皿があるのだ。
「パール金属」から発売されている「冷た倶楽部 シリコーンアイスモールド(ボール)」もその一つ。シリコン製の製氷皿に水を入れ、冷凍するだけでキレイなボール型の氷ができあがる。一度に6個まで作れるので、1人暮らしや少人数家庭向きだろう。
数多くボール状の氷を作りたいなら、「清水産業」の「まるまる氷」はどうだろうか。直径2.5センチと小ぶりではあるが、丸い氷を一度に13個作ることが可能だ。ウイスキーのロックアイスとしては小さいかもしれないが、麦茶やジュースなどに浮かべれば子供が喜ぶのは間違いない。
左/「冷た倶楽部 シリコーンアイスモールド(ボール)」440円(税込み)、右/「まるまる氷(小2個組)」500円前後(参考価格)
球形の氷はポップで、見ているだけでも楽しい。四角い氷とはちょっと違う気分を味わうことができるので、オススメだ。
◆ハート型やキャラクター氷もお好みで
さらに面白い形の氷を作れる製氷皿もある。「スケーター」から発売されている、「シリコンアイストレー」というシリーズだ。さまざまな形が用意されていて、ハート型もある。丸みのあるハート形の氷はなかなかキュートで、琥珀色のアイスティーにハートの氷が浮いているなんていうのは、飲んで楽しいだけでなく「インスタ映え」も必至ではないだろうか。
「シリコンアイストレー(ハート)」1000円前後(参考価格)
その他、花や星の形の氷を作れるタイプもラインアップされている。また、同社は多くの作品の商品化の許諾を得ているため、ディズニーやサンリオ、アニメのキャラクターの型まで売られている。これで作ると、さながら小さな氷像のようだ。
このシリコン製の製氷皿はジュースやシャーベットの素を入れて凍らせてもいいので、冷たいおやつ作りにも最適だ。また、チョコレートや砂糖菓子の型としても利用でき、アイデア次第で幅広く応用が利く点も、料理やお菓子作りが好きな人から好評を得ているようだ。
◆保温ボトルに最適な氷も
一方、グラスに浮かべて楽しむ氷ではなく、ボトルの中の飲み物を冷やすことに特化した氷を作る型もある。「小久保工業所」の「バームアイス」がそれだ。これで作られた氷は、ちょっと驚くような形をしている。直径4センチの楕円の球体が4つつながった形状になるのだ。その長さは約10センチ。ちょっと、バームクーヘンに似た形をしている。
内径4.4センチ以上ある広口の保温ボトルに収まるようになっているのだが、この形には実は理由がある。氷の表面をウエーブ状にすることで、飲み物に触れる表面積が大きくなり、冷却効率が高くなるという。また、一見、ただ巨大な氷の塊を入れているように思えるが、実際には使用する氷の体積が少なくなるため、飲み物の味が薄まりにくくなる効果もあるとのこと。
「バームアイス」300円前後(参考価格)
保温ボトルにウォーターサーバーの水やお茶、スポーツドリンクなどを入れて出かける機会はこれからの季節増えることだろう。そんなときに長時間冷やしておける氷があったら心強い。四角い氷をいくつもボトルにガラガラと移すのは手間だが、これならひとかたまりをポンと入れれば済むのもメリットだ。
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ウォーターサーバーの水で作った氷は、溶けても当然カルキ臭などはせずおいしいことが特長だ。製氷皿で作って、すぐに使い切ることを心がけていれば衛生面のリスクも回避できる。せっかくのおいしい水、氷として楽しむのもいいのではないだろうか。