家庭の人員構成別にウォーターサーバーの1日あたりの水使用量を調査!
日頃、何気なく飲んでいる水。水道水でもペットボトルでもウォーターサーバーでも、1日に自分がどのくらいの量の水を飲んでいるか正確に把握している人は多くはないだろう。そこで今回は、家族の構成人員別に、ウォーターサーバーの水を家庭で1日どのくらい使っているかを、首都圏のユーザーに聞いてみた。
◆4人家族のケースでは…
水の消費量は、その家に住んでいる人の数が増えれば比例して多くなることは想定できるが、年齢や体格などにより、バラつきは出ると考えられる。まずは、夫婦と成人していない子どものいる家庭の例を見てみよう。
37歳の白石美和さん(仮名)の家族構成は、ご主人と小学4年生の娘さんと小学2年生の息子さんとの4人暮らしだ。
「家電量販店でウォーターサーバーの実演を見たことがきっかけで2年前、わが家にも導入しました。いま使っているのは『フレシャス』の『dewo』というサーバーです。水そのものがおいしいせいか、うちではストレートに飲料水としての使い方が一番多いですね。ときどきお茶やコーヒーをいれるために使いますが、料理にはあまり使いません」
実際にどのくらい使っているか計ったことはないという白石さんだが、飲料水としての使用がメインのため、概算をしてもらった。
- ・朝:家族全員がコップ1杯の水、コーヒー用(トータルで約800ミリリットル)
- ・昼:白石さんがコップ2杯の水、お茶をいれる(トータルで約500ミリリットル)
- ・夕:2人のお子さんがコップ1杯の水
- ・夜:夕食時に家族全員がコップ1杯の水、就寝前にコップ半分程度の水(トータルで600~800ミリリットル)
もちろん毎日必ずというわけではないが、これが平均的な白石家の水の飲み方だそうだ。合計すると1日2リットル前後だ。「dewo」サーバーに使われている水ボトルの容量は7.2リットルなので、単純計算すると2日半で空になる。
「でも、この夏はもっと早く消費しました。ご存じのとおり猛暑でしたから、みんな冷たい水をよく飲んだんです。氷もウォーターサーバーの水で作りましたし。8月は特に消費量が多かったんですが、これは子どもたちが夏休みで家にいたからですね(笑い)。家族4人だと水がどんどんなくなりますが、私はそれでいいと思っています。ジュースやビールを飲むよりもヘルシーで経済的ですから」
1人あたりどのくらい水を飲む?
◆中高年夫婦のケースでは…
では、2人世帯での水の消費量はどうだろうか。68歳の広田孝典さん(仮名)宅の例を聞いてみた。
「わが家は現在、私と65歳になる妻との2人暮らし。『富士天空水』のウォーターサーバーを使っています。使い始めた理由は、年を取ると体の水分量が減って血液の流れも悪くなってくるため、こまめに水分補給をしたほうがいいと医師から言われたからです。そこで、できれば体に良さそうな水を飲もうと考えました」
年齢による水分量の減少と、それにともなう血流の低下は医学的に判明している。水を飲んでいれば万事オーケーというわけでは決してないが、広田さんは健康管理の第一歩として良い水を飲むことにしたのだ。そこで選んだのが、「富士天空水」のウォーターサーバーだった。広田さん宅の水消費の内訳も聞いてみた。
- ・朝:夫婦でコップ1杯の水、お茶(トータルで約500ミリリットル)
- ・昼:広田さんはマイボトルに入れて出勤、奥さんは自宅でコップ2杯(トータルで約1リットル)
- ・夕:帰宅した広田さんがコップに1杯の水(約200ミリリットル)
- ・夜:炊飯(2~3合)、お茶、就寝前に夫婦でコップ1杯の水(トータルで約1リットル)
合計すると、標準的な消費量は1日2.7リットル前後。ただ、炊飯は2日に1度ということから、数日単位で平均すると、この数値より若干少なくなりそうだ。
「交換ボトルは8リットル入りですから、3~4日で使い切る計算ですね。医師から聞くところによると、汗をかく夏場だけでなく乾燥する冬も体の水分は減りやすいそうなので、これからもしっかり水を摂っていこうと思っています」
良い水を健康や美容とリンクさせて考える人もいる
◆1人暮らしのケースでは…
では最後に、1人暮らしの水の消費量事情を見てみよう。31歳の石塚美沙子さん(仮名)のケース。
「知人のすすめで『うるのん』を使うようになりました。以前からペットボトルのミネラルウォーターをよく飲んでいましたが、ウォーターサーバーのほうが便利に感じて、家に置くことにしたんです。1人暮らしですから、卓上型サーバーを使っています」
石塚さんの1日の使用状況は以下のとおり。
- ・朝:コップ1杯の水(約200ミリリットル)
- ・昼:マイボトルに入れて出勤(約1リットル)
- ・夜:帰宅後と風呂上り、就寝前にコップ1杯の水(トータルで600ミリリットル)
合計すると1.8リットル前後。「うるのん」の交換ボトルは12リットルなので、1週間程度で使い切る計算だ。ただし、石塚さんは週末にウォーターサーバーの水を使って料理をしたり、紅茶を楽しんだりするという。
「そのへんも勘定に入れると、5日くらいで次のボトルに差し替えることになります。12リットル入りのボトルは、最初は大きすぎるかと思いましたが、余裕を持って使えるため、いまではこれで良かったと思っています」
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水の消費量やボトルの容量を考えることはランニングコストだけでなく、交換のタイミングや新ボトルの注文サイクルなどにも関係してくる。家族構成や、水をどんなことに使っているかなどを考慮してウォーターサーバーのモデルを選ぶというのもありではないだろうか。