楽しみながら水分補給の習慣がつく水関連アプリ紹介
いつの間にか、多くの日本人の生活の一部になりつつあるスマートフォン。総務省が発表した平成28年版の情報通信白書によると、日本人のスマートフォン利用率は60.2%。俗に“ガラケー”と呼ばれるフィーチャーフォンの利用率は41.9%であり、いまや半数以上の日本人がスマホを使っていることがわかる。
そして、スマホといえばアプリ。様々なアプリを生活の中で活用しているというユーザーもたくさんいるだろうが、もちろん水や健康に関するアプリも数多くリリースされている。今回は、そんな水に関するアプリをいくつか紹介しよう。
飲み忘れを防止する「水分補給管理」アプリ
まずは、水関連アプリの中でも定番となっている「水分補給管理」のアプリだ。「水分補給管理」アプリとは、1日に摂取すべき水の量を教えてくれるというアプリ。体重や体型、運動量などに応じて、必要な水の量を教えてくれるものが多い。常に安全・安心な水を供給してくれるウォーターサーバーと一緒に使えば、まさに最強の組み合わせだ。
たとえば、『ウォーターライフ- 健康、美容、ダイエットの水記録アプリ-』(iOS向け)は、体重を入力することで1日の摂取すべき水の目標量を通知してくれるシンプルなアプリ。水を飲むごとにアプリに記録することで、現在の摂取量をひと目で確認できる。また、「お知らせ機能」で水を飲む時間を設定して告知してくれるので、飲み忘れも防げる。ダイエットや美容、健康のために水を毎日飲んでいるという人にはおすすめの、超シンプル水分補給管理アプリだ。
※画像:iTunes公式HPより
また、Android向け水分補給管理アプリの定番といえば、『ウォータードリンクリマインダー』。33か国でNo.1になった健康アプリで、前述の『ウォーターライフ』と同様、体重を入力すると目標となる水摂取量が設定され、それに向かって飲んだ水の量を記録していくというものだ。とにかくシンプルで、水を飲む習慣をつけるには最適だろう。
※画像:Google Play公式HPより
また、単純に摂取すべき水の量を表示するだけでなく、ミニゲームを楽しみながら水分補給ができるアプリもある。
『Plant Nanny 植物ナニー - かわいい植物と一緒に水分補給をしよう!』(Android/iOS向け)は、飲んだ水の量を記録していくと、アプリ内のかわいらしい植物のキャラクターが成長していくというもの。体重と運動量を入力して目標となる水分量を設定。水を飲めば飲むほど、植物が育っていくので、ゲーム感覚で楽しめる。また、植物や植木鉢の種類が豊富で“やりこみ要素”も多く、飽きやすい人でも継続した水分補給ライフを送れるというわけだ。
この『Plant Nanny』も、ドイツやイタリア、ロシア、ブラジルなどでアプリランキング1位を獲得。水分補給管理アプリの人気の高さがうかがえる。
※画像:iTunes公式HPより
そして、かわいい猫のキャラクターとともに水分補給できるのが『水飲むお』(iOS向け)だ。このアプリも、ほかの分補給管理アプリと同様、1日に摂取すべき水の量を表示し、その目標に向けて飲んだ水を記録するというもの。水分補給量に応じて、キャラクターの表情が変わるというのが大きな特徴で、かわいらしい猫に癒されながら、楽しく水が飲めるのだ。
※画像:iTunes公式HPより
年間の水道料金節約額を予測する「シャワーヘッド節水効果予測アプリ」
水に関するアプリは、水分補給管理が目的のものだけではない。たとえば、iOS向けの『シャワーヘッド節水効果予測アプリ』は、シャワーヘッドを交換した際の節水効果を予測計算するアプリだ。
『シャワーヘッド節水効果予測アプリ』を開発したのは、シャワーヘッドを製作・販売する田中金属製作所。シャワーの数や、家族の人数、使用頻度、使用水量などを入力すると、年間の水道料金節約額が予測計算される。
トイレでの節水アプリとしては、“音消し”効果のものが多数リリースされている。公衆トイレや、オフィスのトイレでは、周囲に音がもれないように、水を流しながら用をたすという人も多い。そこで、こういった“音消し”アプリを使うことで、恥ずかしい音をかき消すための無駄な水の使用を防ぐことができる。
スマホの振動で水素水をつくる「水素水メーカー」
そして、最近話題になった一風変わったアプリが、Android向けの『水素水メーカー』というアプリだ。健康や美容に良いといわれている水素水が作れるというこのアプリ。その生成方法は、なんとも簡単。『水素水メーカー』を起動したスマホに、水を入れたコップを置いて、30分間放置する。スマホの振動によって水が活性化され、市販されている水素水と同等の水になるというのだ。
このアプリは公開当初Google Playにて3000円で販売されていたが、1か月ほどで100円に値下げ。そして、現時点では当該アプリのページも削除されており、配信は停止したようだ。
いわゆる「水素水」と呼ばれるものは、気体の水素を溶かした水、もしくは水を電気分解し、その際に発生する水素を多分に含んだアルカリ電解水を指すことが多い。いずれも、水にバイブレーションを加えただけで生成できるものではなく、『水素水メーカー』というアプリが、独自のメソッドにのっとったものであることは、間違いないだろう。
そもそも「水素水」の効果については、まだ科学的に証明されていないのが現状だ。体の老化を促進する活性酸素を除去する、がんを予防する、ダイエットを助ける…などの効果があるとの説もあるが、いずれも信頼できるデータが確実にあるわけではないという。
さらには、その成分や生成法も不明な水素水も出回っているようで、飲んで体調不良となったとの報告もあるのだ。まだ科学的に証明されていないものであるからこそ、怪しげなものが登場してしまうということでもあり、もしかしたら『水素水メーカー』というアプリも、そういった一例だった可能性もありそうだ。
多くの種類が存在している水関連のスマホアプリだが、自分に合うものをしっかり見つけて、活用したい。一昔前と比べて、水に敏感になった日本人。ペットボトルウォーターの種類が年々豊富になり、一般家庭用のウォーターサーバーの需要も急増している。水コンシャスな暮らしは、ますます進化していくはずだ。