1本1万円以上のものも? 高級ミネラルウォーターいろいろ
Fillico(フィリコ)Official Web Site
個性豊かなたくさんの種類のミネラルウォーターが市場を賑わせている昨今。産地にこだわったものや、含まれるミネラルにこだわったものなど、そのバリエーションは様々だが、そんななかでも特にボトルが個性的なのが「フィリコ ジュエリーウォーター」だ。
◆1本1万円オーバーのラグジュアリーなお水
フィリコ・ジャパンが製造販売する「フィリコ ジュエリーウォーター」は、とにかくゴージャスなボトルデザインが特徴的なミネラルウォーターだ。そのボトルはガラス製で、スリムな円錐形をしている。表面にはスワロフスキーのクリスタル・ガラスでデコレーションされており、キャップの部分は王冠があしらわれているのだ。
さらに、クリスタルを使って作られた「エンジェル・ウイング」が付属したバージョンもあるなど、なにより豪華なボトルとなっている。
そして、驚くべきはその価格だ。ボトルの装飾によって価格に幅はあるが、720ミリリットルで1万1000円程度から1万9000円程度という、ミネラルウォーターとは到底思えないほどのお値段なのだ。そのほとんどがボトルの価格であろうことは説明するまでもないだろう。
さらに、様々なコラボレーション商品が多いのも「フィリコ ジュエリーウォーター」の特徴。特にサンリオのキャラクターとのコラボが盛んで、ハローキティ、マイメロディ、キキララなどとのコラボボトルを発表。
そのほか、アクションゲームの『モンスターハンター』や、映画『美女と野獣』、映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』などとのコラボも発表している。
そんな「フィリコ ジュエリーウォーター」だが、公式サイトを見ると、
〈2005年に誕生したフィリコ ジュエリーウォーター。ハリウッドのスターやアーティスト達の「ホームパーティやシークレットイベントで “今までにない何か新しいもの” を」とのご要望に対する当社の回答が「フィリコ ジュエリーウォーター」でした。
「誕生日など記念日のプレゼント」「パーティをグレードアップさせるアイテム」「自分へのご褒美」「ウェディングの席次・引き出物」「海外の方へのおみやげ」「飲食店やショップのディスプレイやキャンペーン」…様々なシチュエーションで、フィリコ ジュエリーウォーターをお愉しみください〉
との説明がある、主にパーティーなどの特別な席で活躍するミネラルウォーターであり、ラグジュアリーな逸品なのだ。
水といえば、日々の生活の一部として毎日摂取するものだが、「フィリコ ジュエリーウォーター」の場合はまったくの逆。むしろ非日常でこそその魅力を発揮するミネラルウォーターだといえそうだ。
◆ルイ14世が愛したフランスのセレブウォーター
「フィリコ ジュエリーウォーター」のように超豪華なボトルのミネラルウォーターというものは、かなりのレアケース。しかし、海外ではセレブなどに愛されている、高級ミネラルウォーターも少なくない。
その代表格がフランスの「シャテルドン」だ。源泉地は、フランス中部のオーヴェルニュ地方シャテルドン。フランス最古のミネラルウォーターともいわれ、ルイ14世がヴェルサイユまで運ばせて飲んでいたとの逸話もあり、「太陽王の水」と呼ばれている。
ナトリウムやカリウム、フッ素などのミネラルを多く含む炭酸水。年間最水量は約100万リットルと少なく、フランスの高級レストランや高級ホテルで出されることが多い。
参照:シャテルドン
◆ノルウェー産のスタイリッシュウォーター
また、「フィリコ ジュエリーウォーター」ほどではないが、ボトルに独特な存在感があるのがノルウェー産のミネラルウォーター「VOSS」だ。
ミネラルウォーターというと、ボトルのまま飲むことが多く、通常のペットボトルのように、飲み口が小さくて、直接飲みやすくなっているのが一般的だ。
しかし、「VOSS」は飲み口も含めてシンプルな円柱型で、どちらかというと水筒のような形。イメージするなら、ミネラルウォーターのボトルというよりも、香水などの化粧品のような雰囲気のなのだ。
ノルウェー南部にある氷河の岩盤の下に何百年も眠り続けている水を採取。含まれるミネラルは少なく、優しく飲みやすい軟水となっている。
参照:VOSS
◆イギリス王室でも使用の高級ウォーター
Elsenham Water Still Artesian Bottled Spring Water England UK
ボトルのインパクトが強いという意味では、イギリスの「エルセンハム」もヨーロッパで人気となっている高級ミネラルウォーターだ。
「VOSS」がシンプルな円柱型なら、「エルセンハム」は直方体に近く、こちらも香水などの化粧品のようなフォルム。まるで建築物のように洗練されたそのガラス製のボトルは、ミネラルウォーターの常識をくつがえすもので、思わず空いた容器をディスプレイしたくなるほどのオシャレさだ。
同じくイギリスの「ヒルドン」は、エリザベス女王の誕生日会でも振る舞われたというミネラルウォーター。バランスがいい中硬水で、のどごしも柔らか。
イギリスのミネラルウォーターということあってか、紅茶を作るのに適しているとのことだ。ボトルがゴージャスだというわけではないが、イギリスが世界に誇るミネラルウォーターであることは間違いないだろう。
ここに挙げたもの以外にも、世界中には様々な種類の高級なミネラルウォーターがあり、多くの人々に愛されている。
たしかに、日常的にそんなミネラルウォーターを飲むのは、かなりの贅沢であり、ハードルが高すぎるかもしれないが、普段の飲用にはウォーターサーバーの水、誕生日やクリスマスといった特別な日や、高級レストランでの食事の際などには奮発して楽しんでみるのもいいのでは?
参照:エルセンハム
参照:ヒルドン