初めてのウォーターサーバー選び【2】体験イベントに参加してみた!
ウォーターサーバーを選ぶ際、購入者のレビューを確かめるなどネットの情報収集も大事だが、もし機会があれば実際の商品に触れてみるのもオススメだ。愛知県在住の榎本さん(仮名)が始めてウォーターサーバーを導入するにいたった記事を以前掲載したが(初めてのウォーターサーバー選び 密着ドキュメント)、今回は、そのウォーターサーバーを契約する前にショッピングモールで試飲ができるイベントに参加した模様をお届けする。
◆ウォーターサーバーの体験イベントに参加
榎本さんの理想のウォーターサーバーは、色は黒、ガロン型ではないデザイン、そして奥行きが30cm前後であること。多数のウォーターサーバーをリサーチしてきたという榎本さんが契約を検討しているウォーターサーバーは、富士山の天然水を使用している「Kirala(キララ)」。浅田真央が出演しているテレビCMを見て同メーカーの存在を知ったという。
「奥行き18cmの薄さと、水1袋が7.2リットルっていうのが理想的。水のパックが大きすぎると保管が大変そうだし、小さすぎると頻繁にタンクを交換しないといけなさそうだからちょうどいいかなと。最終的に『キララ』にしようと思っているけど、その前に『キララ体験スポット』っていうイベントに行こうと思ってます」
近所のイオンモールで行なわれているイベントに行くという榎本さんに、記者も同行させてもらった。
愛知県内で行なわれたウォーターサーバーの体験イベント
榎本さんはウォーターサーバーを実際に試飲できる「キララ体験スポット」の存在を公式ホームページで知ったという。体験スポットの情報はホームページ内の「特設イベント情報」に掲載されている。
「松坂屋名古屋店」の本館6F内に「キララ」の直営ショップがある他、愛知県、岐阜県、三重県のイオンモールでもイベントが行なわれていて、サーバーを展示している期間が記載されており、随時、更新されているようだ。
◆試飲して水の味を確認
「キララ」のウォーターサーバーの実物を目にして、そのスタイリッシュなデザインと奥行きの薄さを改めて確かめることができた。早速、スタッフに声をかけ、試飲することに。
予想通りのスタイリッシュなデザイン
水は軟水で、クセがなく、飲みやすい印象。「キララの1番の売りは?」とスタッフに聞いてみると「炭酸水が作れることですね」とのこと。
「炭酸水もぜひ、飲んでみてください。専用のボトルで5秒ぐらいで作れるんですよ。炭酸のガスはサーバーの中に入っています」(スタッフ)
炭酸水を作るには「炭酸シェーカー」と「炭酸ガスカートリッジ」が必要
榎本さんはそれまで、炭酸水が作れることにメリットを感じていなかったようだが、試飲してみると「おいしいハイボールが飲めそうですね!」と考えが変わった様子。
「先ほどのお客様もお酒を飲む方で、ウォーターサーバーの炭酸でハイボールなども飲めるし、お湯も出るので、お湯割りが簡単にできると喜んでいらっしゃいましたよ」(スタッフ)
◆水パックの重さを確認
以前、ウォーターサーバーを使用している友人から「ボトル交換が大変だ」という話を聞いたことがあった記者。実際に『キララ』の交換用水パックを持ってみると、すごく重いというわけではなく、女性でも無理なく交換ができそうだ。また、榎本さんの決め手の一つとなった「重すぎず、少なすぎないちょうどいい量」いうことも実感することができた。
水の交換が簡単そうな「キララ」の水パック
◆イレギュラーなオーダーにスタッフは?
榎本さんは、「キララ」のウォーターサーバーの性能や水の味は十分気に入ったようだが、実は即決できずにいた。その理由は色。
「キララ」には「ピンク」「ホワイト」「ブラック」の3色あり、榎本さんは「ブラック」と決めていたが、本体がブラックの場合の本体上部のケースが茶色なのが好みではないという。「ホワイトの本体に付いている透明なケースと交換することは可能か?」とスタッフに問うと「セットになっているので難しい」とのこと。しかし、そこが契約を躊躇している点だと説明すると、その場で本社に問い合わせをしてくれた。その結果…。
「上のケース部分だけの購入が可能で、金額は3000円くらいとのことです」とのこと。色のバランスを確かめるために透明なほうのケースを、黒いサーバーの上に合わせてみる。
透明なケースをブラックの本体に合わせてみる
「こっちだね。絶対にこの透明なケースにしよう」と榎本さん。どうやら契約の意志が固まったようだ。
◆イベント会場でそのまま契約
「キララ体験スポット」では、その場で契約が可能で水パックが1箱分(4袋入り)付いてくる特典があるという。契約の際、名前、住所、電話番号、支払いのクレジットカード番号などをタブレットに入力する。
また、「キララ」は契約期間が1年、2年、3年のプランから選択でき、1年よりも3年にするとパックの価格も安くなるが、期間内の解約は回収手数料が発生するとのこと。榎本さんは初めてのウォーターサーバーなので、念のために1年契約を選び、無事にその場で契約が完了した。
スタッフの話によれば、こうしたショッピングモールでのイベントでは、主にファミリー向けの販売になっており、来店者数は日によるが平日は1日に100人ほどが試飲していくとのこと。たまたま通りすがりで試飲していく人が約7割、今回の榎本さんのように残り約3割の人がウォーターサーバーの購入を目的で訪れるという。
実際、記者が会場にいる間も家族連れのお客さんが何組か試飲をし、その場で契約をしていた。
◆ウォーターサーバーが到着し…【後日談】
数日後、サーバーの本体と水パックが自宅に届いた。榎本さんはウォーターサーバーを本棚の中に斜めに置いて使用している。別オーダーした上部の透明ケースはまだのようだ。
榎本さんの自宅仕事場に設置された「キララ」のウォーターサーバー
「今までは仕事中によく自販機の缶コーヒーを買っていたけど、もう買ってません。ボクも仕事仲間もサーバーの水をよく飲むようになりましたね。特にボクは普段から甘党だから、缶コーヒーの糖分を考えたら健康的になったと思いますよ。あと、酔っぱらって喉が渇いた時に、冷たい水がすぐ飲めるのはありがたい(笑い)。あと、夜中に自動で掃除してくれるクリーニング機能もいいですね。ウォーターサーバーにしてホント良かったよ」
* * *
以前からウォーターサーバーが気になっているものの、なかなか実際の導入までいたらない方は、機会があったら一度、体験してみてはいかがだろうか。車を買う前に試乗するように、実際にウォーターサーバーに触れ水の味を確認することで、改めてその有効性を実感できるはずだ。