水を持ち歩きたい人必見! 今売れてる注目「マイボトル」
せっかく家庭用ウォーターサーバーを入れたんだから、そのおいしい水をいつでもどこでも飲みたい! そのためには持ち歩くための「マイボトル」が必須になってくる。しかしどんなものを選んだらいいのか…?
そこで今、売れ筋&オススメのマイボトルをショップで教えてもらった。ベーシックなタイプから機能性やデザイン性の高いものまで、あなたに合ったマイボトルは…?
調査したのは「渋谷ロフト」(東京都渋谷区)。広報担当の中川真理子さんに話をうかがった。
◆売れ筋1位は歴史ある質実剛健な国内メーカー製
最も売れているのはタイガー魔法瓶の「夢重力」ですね。空の状態で190gという軽さが人気です。フタをねじって開けるタイプと、プッシュ式でフタが跳ね上がるタイプとあって人気を二分しています。ねじって開けるタイプの方が口が広くて飲みやすいため、人気がありますね。
カバンに気軽に入れておける点もいいのでしょう。20代前半から中高年と幅広い世代に受けています。内部に真空層を設け保温性が高く丈夫なので、外回りの多いお仕事の方にも愛用者が多い製品です。
特徴的なのは海外の方に人気が高いこと。“メード・イン・ジャパン”の威力はマイボトルの世界でも発揮されているようです。
タイガー「ステンレスミニボトル MMZ-A」(左)3024円(税込み)、「ステンレスミニボトル MMJ-A」(右)3542円(税込み)。右のタイプは片手でもワンタッチでフタを開けることができる。
◆常温水をオシャレに持ち歩きたい
次に売れているのは「ランチボトル ラフ&リラックス クリア」。透明なボトルですが、ガラスではなくポリエステル製です。そのため熱いものは入れられませんし、保温性もありません。常温での使用が前提です。とはいえかなり丈夫に作られているので、持ち歩きに不安はありません。
常温の水を飲むのは最近の流行で、「体を冷やさない水の飲み方」をすすめるモデルさんなどから広がったようです。
購買層は圧倒的に若い世代で、10~20代がメイン。インスタグラムを活用している世代でもあります。細長い書体がかわいいのでグッズとして映えますし、フルーツを入れた自作のフレーバーウォーターを撮影してアップするなど「絵になるマイボトル」という点も、人気の理由でしょう。
「ランチボトル ラフ&リラックス クリア」各1512円(税込み)
◆アメリカ西海岸ブランドのボトル
売れ筋の3位に位置するのはアメリカ西海岸・ポートランド発祥のCAMERON’S BOOKSの「真空2層構造スリムマグボトル」。
ステンレスボトルというと、ツヤのある金属らしい光沢を想像しますが、この製品はツヤ消しのマット調の塗装で、温かみを感じる仕上げになっています。ボトルは真空2層構造なので温かさ、冷たさが長持ちします。持ち歩くとき、カバンのマチを広げなくて済むためか細身のタイプが人気です。
細長い手書き文字風の書体と、クマのトレードマークのデザインで、保温ボトルというより雑貨的な雰囲気を気に入るお客様も多くいらっしゃいます。
「キャメロンブックス 真空2層構造スリムマグボトル」2592円(税込み)
◆プロも注目する高機能マイボトル
「ROCCO」というシリーズはステンレスの地肌そのままですが、ただのずん胴ではないデザインにしている点が注目ポイントです。
売れ筋ベスト3とは違って、キャップに注いで飲むタイプです。最近主流の直接口を付けて飲むタイプに抵抗がある人は、こちらを選ぶことが多いようです。注ぎ口はワンプッシュで開くようになっています。
サイズは大きめですが、保温性が非常に高く、68度以上で6時間、3度以下で6時間となっています。丈夫さも相まってアウトドアなど「お出かけ用」といったところでしょうか。高機能と、男女問わずに使えるユニセックスなデザイン性を両立させたボトルだと思います。
「ROCCO ステンレスボトル 350ml」(左)2484円(税込み)、「ROCCO ステンレスボトル 500ml」(右)3024円(税込み)
◆スポーツシーンに適したボトルも…
また、サーモスから発売されている「真空断熱ストローボトル」は、スポーツをされる方に人気です。名前の通り、飲み口がストローの形状になっているのです。
ボトルをあおる必要がないため、ウォーキングやサイクリングの最中でもラクに飲むことができます。ストローの先端は底に届くほど長いので、ほぼ飲み残すことはありません。
サーモス「真空遮熱ストローボトル」3456円(税込み)。フタを跳ね上げるとストローが顔を出す
また、牛乳ビンかとっくりのような形の「アーバンボトル」は、イタリアでデザインされたものです。ステンレス製ですが2重構造にはなっていないので、常温ユースのボトルです。重量は非常に軽く、わずか120g!
飲み口の部分が、ほど良く丸まっていて口当たりがいい点もポイントです。インテリア雑貨のように、部屋に置いてあるだけでも素敵だと思います。
「URBAN BOTTLE(アーバンボトル)」2484円(税込み)
マイボトルは昨年よりも売れていて「一人一本」の時代になりそうな勢いです。今回ご紹介した以外にもカラフルなバリエーション展開で人気のものや、携帯性を考慮したハンドルの付いたものなどもあります。
マイボトルは清潔にしておくことが大切で、洗浄用のグッズも多く発売されていますから合わせてご用意されるといいと思います。
ボトル洗浄商品各種。右の枝豆のようなものは、ボトルの中に入れてシェイクすると内部を洗える「ボトルクリーニングスポンジビーンズ」
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保温できるステンレスボトルは汎用性があるため、一つあればオールマイティに使える。しかし、常温タイプのオシャレ感も捨てがたい。選ぶものはデスクワークが多い人と外出が多い人では違ってくるだろうし、昼食のときだけ飲むとかスポーツするときに飲みたいとかでも見る目は変わるはず。
自宅のウォーターサーバーの水を、家以外で日常的にどのように利用するか、よく考えて購入するのがベストだろう。
- 【データ】
- 渋谷ロフト
- 住所:東京都渋谷区宇田川町21−1
- 公式サイト:https://www.loft.co.jp/