VIO脱毛は、海外セレブや有名モデルが行っていることで国内でも人気の脱毛部位になりました。実際に、VIO脱毛に興味を持つ女性も多いでしょう。
今回は、「そもそもVIO脱毛ってどこまでやるの?」「どれくらい費用や期間がかかるの?」「人気の形は?」といったVIO脱毛に関する疑問を解消していきます。
VIO脱毛の範囲は?痛みは?ハイジニーナとは違うの?
VIO脱毛とは、デリケートゾーンの脱毛のこと。デリケートゾーンは、Vライン(ビキニライン)・Iライン・Oラインの3つの範囲に分けられています。
VIO脱毛の範囲
まずは、VIO脱毛の範囲について説明していきましょう。
VIO脱毛の範囲は脱毛サロンやクリニックによって多少差があり、VIOラインをさらに細分化しているところもあります。一般的なVIO脱毛の範囲は以下の通りです。
- Vライン・・・足の付け根のライン周辺やその上部
- Iライン・・・女性器周辺と肛門までの範囲
- Oライン・・・肛門周り
基本的にIラインの粘膜部分は脱毛することができません。また、Oラインはあくまで肛門周りの範囲であり、お尻全体は含まれないので注意しましょう。
VIO脱毛は痛いってホント?
VIO脱毛に限らず、脱毛の施術で生じる痛みの感じ方には個人差がありますが、基本的に毛が太くて皮膚が薄い部位は脱毛の痛みが強くなる傾向にあるため、足や腕に比べるとVIOラインの方が痛みを感じやすいです。
また、VIOラインの中でも特に、Iラインは皮膚が薄いため痛みを感じやすくなります。
ハイジニーナとはアンダーヘアを無毛にする処理のこと
ハイジニーナ脱毛とは、アンダーヘアを完全に無毛状態にする施術を指します。対して、VIO脱毛は必ずしもツルツルな状態にするものではありません。ハイジニーナとVIO脱毛は、どちらもアンダーヘアの脱毛のことを指しますが、厳密には意味が異なるのです。
VIO脱毛では、残ったアンダーヘアを好きな形に整えたり、ショーツからはみ出ないようにボリュームを減らしたりすることもできます。
VIO脱毛は単純に無毛にしたい人だけではなく、アンダーヘアの毛量を少なくしたい人やデリケートゾーンを衛生的に保ちたいという人も取り入れているのです。
VIO脱毛のメリット&デメリット
VIO脱毛をするメリットは大きく分けて3つあります。具体的に見ていきましょう。
VIO脱毛のメリット
1.デリケートゾーンを清潔に保つ
VIO脱毛の大きなメリットとして挙げられるのは、デリケートゾーンを清潔に保つことができることです。
アンダーヘアが原因で生じる、かゆみや蒸れ、臭いを軽減できますし、生理の時に経血がアンダーヘアにつく煩わしさや不快感も改善が期待できます。
2.アンダーヘアを自己処理する手間が省ける
VIO脱毛を行うことでアンダーヘアを自己処理する手間が省けます。
VIOラインはカミソリなどでシェービングしてケアしている人も多いと思いますが、1本1本が太いデリケートゾーンは自己処理し続けると埋没毛などの肌トラブルの原因になりかねません。
VIO脱毛をしておけばそういった肌トラブルや、自己処理した後に毛が生えてきたときのチクチク感からも解放されるでしょう。
3.アンダーヘアを気にすることなくおしゃれが楽しめる
VIOラインでアンダーヘアを整えておけば、水着やTバックを身に着けた時に「アンダーヘアがはみ出ているかも・・・」という心配からも解放されます。
そういった意味では、VIO脱毛はおしゃれを思いっきり楽しみたいという人にもピッタリだと言えるでしょう。
VIO脱毛のデメリット
1.痛みが強い
VIOは、体のほかの部位と比べて皮膚が薄いうえに毛が太くて濃いので、脱毛の施術中に痛みを感じやすい傾向にあります。特に医療脱毛の場合、痛みが強く人によっては我慢できない場合もあるようです。
希望すれば麻酔を使用してくれるクリニックも多いので、痛みに弱い方や不安な方は事前に麻酔を使用してもらえるよう相談しておくと良いでしょう。
2.施術中恥ずかしい
サロンやクリニックでVIO脱毛をする場合、どうしてもデリケートゾーンを見られながらの施術となるので、恥ずかしいと感じる人も多いようです。
施術してくれるスタッフは日ごろからいろいろな人を担当していて慣れているので、恥ずかしさを感じる必要はありません。実際にVIO脱毛をした人の中には、最初は恥ずかしかったけど徐々に慣れていったという方も少なくはないようです。
3.トラブルが起こることも
VIOは皮膚がデリケートな部位なので、脱毛の施術後に肌トラブルが発生しやすく、注意が必要です。医療脱毛の場合、施術後に炎症を抑える薬を処方してもらえますが、自分でも保湿を心がけるなど、セルフケアを徹底しましょう。
ハイジニーナのメリット&デメリット
VIOのムダ毛をすべて処理するハイジニーナには、メリットとデメリットがあります。具体的にみていきましょう。
ハイジニーナのメリット
まずはハイジニーナにすることのメリットを4つ紹介していきます。
1.アンダーヘアがはみ出る心配がない
ハイジニーナはVIOを無毛状態にするので、水着やショーツからアンダーヘアがはみ出る心配がありません。オシャレを思いっきり楽しむことができそうですね。
2.ムレやにおいの心配がなくなる
ハイジニーナにすることで、デリケートゾーンのムレやにおい、かゆみが起こりにくくなります。そもそもデリケートゾーンは生理中の経血や汗などがアンダーヘアに絡まることで、雑菌が繁殖しやすくなり、ムレやかゆみ、匂い、肌トラブルなどが起こると言われています。
VIOのムダ毛をすべて無くすことで、そういった不快な症状を抑えることができるのです。
3.自己処理の手間が省ける
VIOのムダ毛を少しでも残すと、伸びてきたときに自己処理する必要があります。ハイジニーナにすればムダ毛が一定期間生えてこなくなるので、自己処理の手間も省けます。
VIOは皮膚が薄いので、カミソリや脱毛クリーム、テープなどでムダ毛処理をすると思わぬ肌トラブルを招くことも。そういったトラブルからデリケートゾーンを守ることができるのは嬉しいですね。
4.介護の時の備えになる
最近は将来介護を受けるときのために、VIO脱毛をする人も増えてきました。実際におむつの取り換えや排せつの介助をしてもらう時に、ハイジニーナにしておくことで手間が省けます。毛についた汚れを取る必要がないので、介護する人の負担を減らすことができるというわけですね。
このように将来的なことを考慮してVIO脱毛を行うことは、「介護脱毛」と呼ばれています。
ハイジニーナのデメリット
続いてはハイジニーナのデメリットを見ていきましょう。
1.生えてこない
医療脱毛の場合は、一度ハイジニーナにしてしまうと半永久的にアンダーヘアが生えてきません。年齢を重ねて「やっぱりアンダーヘアを生やしたい」と思っても、取り返しがつかないのです。
2.温泉などで見られることも
日本国内ではまだハイジニーナは一般的ではないため、温泉などで裸になった時に物珍しさでじっと見られてしまう可能性も低くはありません。
また、産婦人科の受診で見られてしまって恥ずかしいという思いをした方もいるようです。
VIO脱毛で人気のデザインや形はある?
VIO脱毛を考えている人は、どんな仕上がりにしたいか事前に考えておきましょう。脱毛サロンやクリニックではVIO脱毛を受ける人のために仕上がりのデザインや形のサンプルを用意しているところもあります。
引用:Vラインの形・デザインは自分で決められる – Collect(コレクト)
具体的な形は丸型、四角型、星やハート形などいろいろありますが、人気があるのはやはり逆三角形の形を残したナチュラルなものです。
毛量や形などは自分の好きなようにリクエストすることができるので、事前にスタッフの方に相談しておくことをおすすめします。
逆三角形(トライアングル)
最もポピュラーな形です。最もナチュラルなデザインなので、脱毛している印象が抑えられます。基本的には毛量を減らし、パンティーラインや水着からアンダーヘアがはみ出さない程度に形を整えます。
丸形(オーバル)
Vラインを楕円形に整えます。下着や水着からもアンダーヘアがはみだしにくく、見栄え良く仕上がります。
四角形(スクエア)
その名の通り四角形に整えるデザインです。中心部分のアンダーヘアだけ残し、サイドはすべて無くしてしまうので、布面積が少ないショーツや水着でもはみ出す心配がありません。デザイン性が高く、スタイリッシュな印象を与えます。
I型
四角形よりも細く仕上げるデザインです。毛が生えている範囲が狭いので、どんなショーツや水着でもアンダーヘアがはみ出る心配がありません。
ハイジニーナまではいかなくても、ぎりぎりまで毛量を減らしたいという方にオススメです。
ミニ逆三角形
逆三角形よりもコンパクトな形に仕上げます。自然な範囲でアンダーヘアを残したいけど、逆三角形よりはもう量を少なくしたいという方にオススメです。
自由形
サロンやクリニックでは、アンダーヘアを好きな形に整えてもらうこともできます。星形やハート形などが代表例です。
VIO脱毛の完了までの回数と期間は?
ツルツルになるまで施術する場合、VIO脱毛の完了までの回数と期間は、サロン脱毛なら12回以上(約3年)、医療脱毛なら6回以上(約1年半)の施術が目安です。(※脱毛効果には個人差があります)
おおむね、サロン脱毛で6回以上、医療脱毛で3回以上通うと、アンダーヘアが薄くなってきたと実感できる人が多いようです。
脱毛完了までの期間は医療脱毛の方が短めですが、サロン脱毛と比べて費用が高額になりやすく、施術中に痛みを感じやすい傾向にあります。サロン脱毛の場合、医療脱毛に比べて安価で痛みも少なめですが、脱毛完了までの期間は長めで、永久脱毛はできません。
VIO脱毛におすすめのクリニック
「より早くVIO脱毛を完了させたい」「肌の状態が心配だから何かあった時にすぐ対応してくれるところがいい」という人には、医療脱毛クリニックでのVIO脱毛がおすすめです。おすすめの脱毛クリニックを紹介します。
アリシアクリニック
アリシアクリニックは全身脱毛専門のクリニックですが、VIO付き全身脱毛がリーズナブル。VIO脱毛目的でついでに全身脱毛ができてしまう、安さでもおすすめのクリニックです。
脱毛料金(税込) | 全身&VIO脱毛 5回52,800円 |
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アリシアクリニックは全顔セットを追加しても127,800円と格安なので、この機会に全身くまなくお手入れするのもあり。
脱毛機は蓄熱式・熱破壊式のどちらにも対応しているので、毛の太さや量によって適した施術を受けられます。
リゼクリニック
リゼクリニックでは「VIO脱毛 5回プラン」を提供しています。
脱毛料金(税込) | VIO脱毛 5回81,600円 |
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リゼクリニックのVIO脱毛は月々1,200円(税込)の分割払いも可能なので、月々支払う費用を抑えたい人にもおすすめです。
また、リゼクリニックは初診料、再診料、薬代などが無料で、万が一肌トラブルが起きた時でも安心です。
VIO脱毛に関するQ&A
続いては、VIO脱毛で気になるポイントをQ&A形式でご紹介します。クリニックに通う前にチェックして、脱毛への心構えをしておきましょう。
VIO脱毛は痛い?
輪ゴムで軽くはじかれたくらいの痛みと良く表現されます。レーザー脱毛の機械は強力な冷却機能が備わっており、お肌を冷やしながら痛みを最小限にするよう設計されているため、耐えられないという方はあまりおられません。ですが、どうしても耐えられないという方は麻酔をして施術することが可能です。
VIO脱毛完了までの回数・期間は?
VIOは毛が太く、完了までの回数がかかる部位と言われています。レーザー脱毛でも8回を目安にしておいてもらった方が良いです。2-3ヶ月に一度の治療をおこないますので、1年~2年弱かかります。
生理中でもハイジニーナ(VIO)脱毛はできる?
生理中のVIO脱毛は基本的にお勧めしません。生理中は痛みに敏感になっていたり、経血やナプキンなどにより肌がダメージを受けている可能性があるため炎症が強く起こるなどの副作用が出やすくなる可能性があるためです。
VIO脱毛の人気の形は?
以前は自然な形で整える逆三角形型が多かったですが、最近はオーバルやスクエア型など好きな形にされる方も増えています。また全てなくしてしまうハイジニーナ脱毛が一般化しつつあり、おそらく近いうちに一番人気になると思います。
IラインとOラインを剃るのが難しいのですがどうすればいいですか?
基本的に脱毛前日に剃毛をして頂くことになりますが、無理に剃ろうとしてお肌を傷つけてしまうとレーザー照射がおこなえなくなるため、できる範囲での剃毛をお勧めします。剃り残しがある場合はクリニックでおこなってもらえるところがほとんどですが、無料なところもあれば剃毛料金を取られるところもありますので注意が必要です。また、剃り方についてはスタッフに聞けば丁寧に教えてくれると思います。
VIO脱毛の効果はどれくらい続きますか?
レーザー脱毛は毛を作る細胞を破壊するため、一度破壊したものは生えてきません。ですので脱毛が完了すれば効果はずっと続くと考えられます。
VIO脱毛の施術は恥ずかしくないですか?
女性の看護師がタオルなどで露出を最小限にしながら施術するクリニックがほとんどだと思いますが、気になられる方は男性の患者さんが来ない女性専門のクリニックで、部屋もカーテンなどで間仕切りされていない完全個室で施術が受けられるクリニックを探した方が安心でしょう。
VIOを脱毛する際の注意点はありますか?
VIOは自己処理や下着による摩擦などにより意外と乾燥している部位です。乾燥している状態でレーザーを照射すると炎症が強く起こるなどの副作用が出やすくなるため、お風呂上りなどに最低1日1回は保湿をするように心がけてください。
医療脱毛とエステ脱毛、どちらが良いの?
「結局VIO脱毛は医療脱毛とエステ脱毛、どちらが良いの?」こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、「何を優先したいか」で医療脱毛とエステ脱毛のどちらが適しているかは異なります。
たとえば「脱毛を早く終わらせたい」「永久脱毛したい」という場合、医療脱毛の方が適していると言えます。医療脱毛は毛根に強い出力のレーザーを照射して破壊するため、短期間で半永久的な脱毛効果が叶うからです。
一方で、「痛くない方法で脱毛したい」「なるべく安く脱毛したい」という場合は、エステ脱毛の方が良いでしょう。脱毛サロンでは出力の低い光を使用するため、医療脱毛よりも痛みを感じにくいほか、費用も比較的安い傾向にあります。
そのほか、医療脱毛とエステ脱毛の違いについては以下を参考にして下さい。
医療脱毛 | エステ脱毛 | |
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脱毛方式 | レーザー脱毛 | 光脱毛 |
施術者 | 医師または看護師 | エステティシャン |
施術場所 | 医療機関(クリニック) | 脱毛サロン(エステサロン) |
永久脱毛 | 可 | 不可 |
VIO脱毛完了までの期間 | 約1年 | 3年~5年 |
痛みの程度 | 強い | 比較的弱い |
麻酔の有無 | 有 | 無 |
お手入れ前の準備&当日の流れ&アフターケア
VIOもほかの部位と同様に、脱毛の施術前にムダ毛の自己処理をしていく必要があります。続いては、「VIOはどのように自己処理しておけば良いのか」「当日はどんな流れで施術が進む?」「アフターケアはどうすればいい?」など、施術前に知っておきたいポイントを具体的に紹介していきます。
脱毛前にしておきたい準備
まずは脱毛前にしておきたい準備について、知っておきたいポイントを紹介します。
1.自己処理は前日までに
VIOに限らず、脱毛する部位の自己処理は、施術前日までに済ませておきましょう。基本的には1~2日前に行うことをおすすめします。
施術当日に自己処理してしまうと、カミソリを当ててデリケートになっている肌に光やレーザー照射のダメージが重なり、肌ト