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シーズン到来! アウトドアクッキングに便利な人気コンロ調査

シーズン到来! アウトドアクッキングに便利な人気コンロ調査

 気候がよくなってくると、休日を屋外で過ごすのも気持ちいい。ハイキングやキャンプ、バーベキューなどのアウトドアレジャーでは、現地で料理やお茶、コーヒーを楽しむケースもあるが、そこであると便利なのが、野外でお湯を沸かすツールだ。今回は、郊外型のホームセンターで、アウトドア用のコンロの人気機種について調べてみた。

コスモウォーター

◆小型軽量で大人気のバーナー

 話をしてくれたのはホームセンターでアウトドア用品のコーナーを担当するAさん。ご自身もときどき日帰りで登山や釣りを楽しむという。

「アウトドアレジャーに、自宅から水を持って行くことは賛成です。というのも、場所によっては井戸や水道が近くにないこともありますから。山奥の清水は一見キレイに見えますが、上流に動物がいた場合などは雑菌などが混入してしまいます。また、現地で引かれている水が、飲用には適していないこともあります。大容量の水筒か何かで水を持って行くべきですね」(Aさん、以下「」内は同)

 澄んだ渓流の水は手ですくって飲んでみたくなるが、それはオススメできないという。Aさん自身もミネラルウォーターを持参し、現地でお湯を沸かして食事を作ったりするそうだ。

 そんなAさんに、店頭で売れ筋の湯沸かしアイテムを聞いてみる。

「一番人気があるのは、アウトドアブランドとしても人気が高い『キャプテンスタッグ』の製品ですね。中でも『オーリック小型ガスバーナーコンロM-7900』はよく売れています。人気の理由は小型軽量であることと、価格が手ごろであること、そしてデザインを気に入る人が多いんです」

 写真だと大きく見えるが、幅125ミリ、奥行き125ミリ、高さ85ミリと確かにコンパクト。デザインで注目されるのは、四方向に突き出した銀色に輝く五徳が、小さいながらも迫力があるからではないかとAさんは言う。

「小型なので大人数のお湯を沸かすには向いていないかもしれませんが、簡単な構造で初心者でも扱いやすいと思います。また、国産である点もユーザーの安心感につながっているんじゃないかと感じています」

「キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナーコンロM-7900」定価7020円(税込み)

「キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナーコンロM-7900」定価7020円(税込み)

◆実績と信頼で人気のバーナー

「キャプテンスタッグに次いで人気があるのは『コールマン スポーツスター2』ですね。コールマンは年配の登山愛好家からの信頼が絶大なのが特長です。世界的にも名高いブランドですが、おそらく中高年以上の世代にとっては憧れのメーカーなんだと思います。『コールマンの製品が欲しい』と、指名買いされる方も多いですよ」

 同社は20世紀初頭からランタンの開発・製造に携わり、戦争中は米軍の兵隊が野外で使うバーナーを造っていたというから、その信頼性や頑丈さは折り紙付きだ。歴史ある会社であることも、中高年層からの支持を集める理由の一つかもしれない。

「これはガスではなく、ホワイトガソリンを燃料として使います。小型軽量の『シングルバーナー』タイプなので、ポットや鍋も1~2人用の小さなものを使うことになります。使う前にポンプを何度か押して燃料を送り込んだり、点火はマッチやライターを使ったりとひと手間かかりますが、それが一つの儀式のようで楽しいと言われる方も少なくないですね」

 ガソリンと聞くと派手にオレンジ色の炎が上がる様を想像してしまうが、点火するとガス同様、青い火が静かに燃える。通常はポットなどを置く五徳の部分に別売りのアタッチメントをかぶせると、小さなストーブとして暖を取ることができるとのことで、夏でも気温が低い山へ行くときなどのお供としても適している。

「コールマン スポーツスター2」定価1万2744円(税込み)

「コールマン スポーツスター2」定価1万2744円(税込み)

◆家庭用コンロのようなバーナーも

 一方、人数が多い場合に役立つタイプもある。その中で人気のものを紹介してもらった。

「スノーピークの『ギガパワー プレートバーナーLI』ですね。卓上用ですから、テーブルのような平らな場所に置いて使うことを想定しています。バーナー部の横で目立っているのが燃料が入っているガスカートリッジですが、そこまで入れた幅は40センチほどになるので、オートキャンプなど運搬手段があるレジャーに向いていると思います」

 ガスカートリッジは逆さにつけられているが、この方が安定した燃焼ができるという。4つの脚は折りたたむことができるので、収納自体はコンパクトだ。

「これだと大きめのヤカンを置くことも可能ですし、フライパンなどで本格的な調理をするのもいいでしょう。見た感じが家庭のガスコンロに似ており火力調節もダイヤル式のつまみで行いますから、日常と変わらない感覚で使えるのもうれしいですね。また天板が真っ平らなので、汚れても掃除しやすいと思います」

 ちなみに専用の「アイアングリルテーブル」というのも用意されており、それにこのバーナーを乗せると、家庭のコンロとほとんど同じようなスタイルで使うことができる。家族やグループでのアウトドアクッキングにぴったりだろう。

「スノーピーク ギガパワー プレートバーナーLI」定価1万9224円(税込み)

「スノーピーク ギガパワー プレートバーナーLI」定価1万9224円(税込み)

「海でも山でも野外レジャーは楽しいものです。ウォーターサーバーをお持ちでしたら、良い水と食材を持って行ってアウトドアクッキングに挑戦してみてはいかがでしょう。鍋料理やうどんなどもオススメですよ」

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 本格的な登山でなくても、こうしたグッズを用意しておけば、アウトドアレジャーはより充実したものになる。その際、飲料や料理用の水は、今回Aさんのアドバイスにあったようにあらかじめ自分で用意しておこう。普段から使い慣れているウォーターサーバーのおいしい水を、何リットルか入る携行タンクに移して持って行けばより安心だ。

   
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