車の査定の相場は、個人情報の入力をしなくても知ることは可能です。買取サイトの多くは、無料で査定の相場が分かるようになっています。しかし、愛車の正確な価格を知るためには個人情報を入力することは必須です。

では、どのようなサイトで調べれば効果的な情報収集を行うことができるのでしょうか。個人情報の入力なしで調べる方法から車売却までの流れ、車買取や査定に関する11のサイト・サービスを詳しくご紹介していきます。

個人情報なしで車の正確な査定額は調べられない

個人情報を入力しないで調べられる車の査定額はあくまでも、「中古車の流通相場」であることに注意が必要です。また、価格推移などのグラフを掲載しているサイトもありますが、こちらも「相場」が記載されています。

どうしても個人情報を入力せずに査定をしたい場合、「まだ売却するかを決めていない」「すぐに概算の査定額を知りたい」「車を査定士に査定してもらう前に相場を把握したい」などに限るとよいでしょう。

車の査定額を調べるのに個人情報はなぜ必要なのか

愛車の正確な査定額を調べるためには個人情報を提供することが必要です。本章では、その理由について詳しくご紹介します。

1.査定は実際の車の状態によって判断されるものだから

車の査定は、基本となる車両条件や修復歴の有無によってある程度決まっています。

基本となる車両条件は「車種」「グレード」「年式」「走行距離」「修復歴」です。その他に加点や減点の対象になるのは「内外装」「装備品」「駆動系」「電装」がありますが、エンジンなどのコンディションの状態によっても大きく変動します。

内外装の汚れや傷、凹みのほか、ペットの毛や異臭などは大きなマイナス点です。エンジンやトランスミッションに修理が必要な場合は大きく減額の対象となることもあります。

2.中古車査定士による実査定で買取額が決まるから

車の査定に使用するのは、『一般財団法人日本自動車査定協会（JAAI）』の「カーチェックシート」です。チェックポイントは11項目にも及び、内外装から走行距離、エンジンに至るまですべて点数をつけ、基本となる価格に対して加減点を行います。

例えば、走行距離は「1年1万キロ」を基準にしており、登録から経過した年数でその基準を上回っているかがチェックされます。また、あまり知られていませんが、定期点検記録簿や取扱説明書が揃っているかどうかも査定においては重要です。ほかにも、たくさんの点検項目があり、総合的に見て中古車鑑定士の判断で買取額が決定されます。

だいたいの車買取の査定相場を個人情報なしで調べる方法3つ

車買取の査定相場はおおよその価格であれば個人情報なしで調べられます。本章では、だいたいの車買取の査定相場を個人情報なしで調べる方法を3つ紹介します。

1.掲載されている中古車販売価格から予想する

インターネットには中古車販売サイトがいくつも掲載されています。そのため、愛車と同じくらいの年式で、同じくらいの走行距離の車が一体いくらくらいで販売されているのかを確認できます。

先ずは中古車販売サイトで車の情報を入力し、実際に売られている車の中から愛車に近い条件の車の価格を調べましょう。愛車が限定モデルだったり、純正オプションを装備していたりする場合には、一般的な査定よりも高額になる可能性もあります。

サイトで販売されている価格から、業者の利益分20万〜30万円を差し引いた金額がおおよその査定額です。

2.中古車専門店の買取実績を確認する

中古車専門店の中には、買取の実績を掲載しているところもあります。買取の実績から、車種やグレード、ボディカラー、年式、走行距離などの情報を得ることが可能です。最低査定額から最高査定額まで記載されているので、愛車に当てはめておおよその査定額を予測することはできるでしょう。

どの店で買取の実績を確認するかということも重要です。実際に査定や買取を行った人たちの評価は、参考になります。査定価格はもちろんのこと、スタッフの接客態度などもポイントのひとつ。人気店のサイトに掲載されている買い取り実績は大きな目安となります。

3.買取・査定に関するシミュレーションサイトやサービスを利用する

愛車がいくらくらいになるのかを知りたい場合は、車の一括査定を思い浮かぶ人も多いでしょう。一括査定は一度で車の査定金額を比較することができるので便利な反面、大量の電話やメールが来るわずらわしさがあります。

シュミレーションサイトなら営業電話を受けることなく、愛車の買取相場を知ることが可能です。簡単な情報を入力するだけでおおよその買取相場を算出できます。

だいたいの車の買取・査定相場を調べるには「シミュレーションサイト」の利用がおすすめ

車の査定ができるシュミレーションサイトとは、車の情報を入力することで買取価格の相場が分かるサービスです。愛車の情報を入力すると、愛車の大体の価格が分かるようになっています。

必要な情報は「メーカー」「車種」「年式」「グレード」「排気量」「ボディカラー」「走行距離」といった基本情報に加え、自分の郵便番号やメールアドレスの入力が必要です。個人情報の入力が必要になるのはデメリットになるかもしれません。

例えばシミュレーションサイトには、以下のようなサイトがあります。

車買取・査定相場が分かるサイトやサービス11選

車買取・査定相場が分かるサイトやサービスをまとめました。11のサイトやサービスを早見表にしています。それぞれのサイト・サービスの詳しい解説はサイト名をクリックしてご確認ください。

1. 個人情報は不要・匿名で利用できる「車買取相場データベース」

『車買取相場データベース』では、国内の中古車売買取引データを活用して、AIと統計的手法を駆使して買取価格の予測を算出しています。車のメーカーや車種などの情報を入力すると、3年後の相場までレポートを確認できます。車種やグレードやボディカラーなどの情報を入れると、一層買取業者が提示する価格に近い情報を得ることも可能です。

会員登録や電話番号などの個人情報を入力しないので、すぐに売却する予定はないけれど、将来の買取相場を知りたいユーザーにはおすすめです。また車の価値を知ることで、車の買取を有利に進めたい場合にも使い勝手が良くなっています。

2.中古車買取台数No.1の実績で精度高「ガリバー中古車買取相場」

大手中古車買取業者の『ガリバー』は、膨大な買取データと実績を元に、過去6ヶ月に買取や下取りを行った車の相場を公開しています。販売拠点や販売経路の多さもあり、初めて車を売るユーザーにはおすすめでしょう。

年式による査定額の推移や走行距離別、グレード別の買取相場などが一覧表になっているので、使い勝手も良く見やすいことが特徴です。更に詳しい車の査定額を知りたい場合は個人情報を入力することで愛車の正確な査定額も分かります。

3.個人情報は必要最小限「グーネット買取」

『グーネット』は車の買取と中古車査定を専門にサービスを展開。東証一部上場企業の『株式会社プロトコーポレーション』が運営し、40年の歴史があります。30万台の分析データから買取価格を算出し、半年先の買取相場まで表示され、その場で直ぐに買取価格が分かるのも魅力です。

個人情報の入力はありませんが、郵便番号とメールアドレスの入力があるので、個人情報を入れたくないという場合にはやめておいた方が良いでしょう。正確な査定額を知りたい場合には、一括査定のようなシステムではなく、自分で買取業者を探して査定を申し込むシステムなので依頼した業者以外からは電話はありません。

4.下取り参考価格が確認できる「日産かんたんクルマ査定」

自動車メーカーの『日産』が運営するサイトで下取りの参考価格が確認できます。『日産』の膨大な車両データを分析し、AIによって算出した価格です。現時点での参考価格であり、実際の買取価格とは異なるとされています。

日産車だけでなく、国産・輸入車すべてに対応可能です。個人情報の入力は一切なく、「メーカー」「車種」「年式」「グレード」「ボディカラー」「走行距離」「ボディのコンディション」の7項目のみで算出してくれます。走行距離を入力しない点からも、相場が知りたい人向けといえるでしょう。なおオプションを考慮する査定はできません。

5.車の情報を入力するだけ「トヨタ下取り参考価格シミュレーション」

国産車の情報を入力するとトヨタの下取り参考価格をシミュレーションできます。「メーカー」「車名」「年式」「ボディタイプ」「グレード」を入力するだけで、下取り参考総額が分かるものです。流通台数が少ない車種や年式の車については、実際の査定価格と大きく異なることがあることが記載されています。

また、走行距離や車の傷やヘコミといった状態、事故歴やボディカラーなどによっても参考価格に大きな差が生じる場合も考慮しましょう。日産のサイトと同様に相場を知りたい人向けです。実際の下取り価格を知りたいならトヨタの販売店で査定を受けるほうが確実です。

6.売却をお考えなら「トヨタのクルマ買取」

『トヨタのクルマ買取』ではトヨタ独自の中古車買取基準を基に、全国『U-Car』販売価格データにオートオークションの相場価格データを加味した公平な買取価格が分かります。国産車の買取参考価格を調べるだけなら、個人情報の入力はいりません。

『トヨタ』ではオークションなどの中間取引をすることなく、買い取った車を直接販売できます。そのため余分な経費が掛からず、高価買取が可能です。査定の次のステップは買取価格を高くすることなので、高く買い取ってもらえる所でシュミレーションすることをおすすめします。

7.車の情報を回答していくだけ「Honda ON 買取価格診断」

「Honda ON」は、ライフスタイルに合わせて最適なプランを選べるサブスクリプションサービスです。買取価格診断はその中のサービスのひとつ。チャット形式の質問に答えると、買取相場が分かります。走行距離以外は選択形式になっており、専門用語などの難しい質問には、補足説明があるので、誰でも簡単に進めることができるでしょう。

詳細な質問ではありますが、答えられない難しさはありませんでした。「Honda ON」では参考価格の提示はしていますが、実際の買取は行っていません。Hondaの販売店を利用して査定を行うことで、正確な金額が分かります。

8.AI社員の質問に回答するだけ「ダイハツ AI査定」

『ダイハツ』が進めるAIコンシェルジュは、「車種」「年式」「グレード」「走行距離」を入力すると、おおよその買取価格がわかるシステムです。ダイハツはもとより国産車、日本で正規販売されている輸入車にも対応しています。

使ってみるとAIスタッフのひかりさんと、チャットで対応しているようなイメージなので使い勝手も良いです。ダイハツへの乗り換えが決まっていれば、そのまま来店予約もできるようになっています。

9.車一括査定サイトが提供「ズバット車買取比較 中古車の査定・買取相場」

『ズバッド車買取比較』は、オークションデータをもとに中古車の査定相場を独自に算出し、車種ごとに相場を確認することが可能です。利用者の売却実績をもとに専門家が分析を行い、車種や販売地域ごとの平均売却価格や高く売る秘訣を割り出しています。

また、車の乗り換えのために売却を経験したユーザーの体験談を多く掲載。中古車ディーラーマンや、中古車買い取り業者とのやり取りで得た知識を集めているので、参考になります。

10.個人情報は不要でも上級者向け「ナビクル 車買取・下取り相場検索」

ナビクルでは、車の買取相場を調べるための2つの方法があります。

「車買取サイトの相場検索機能」

条件を指定して買取相場のシミュレーションを行う。より精度の高い買取相場推移をグラフと表で確認することも可能。車を売るべきベストなタイミングを見極めることができる。

中古車販売価格の相場から推測する

中古車販売価格の内訳は買取価格（７割）＋販売店の利益（3割）で成り立っているので相場の算出方法は「販売価格×0.7＝相場の目安」となる。ナビクルの中古車検索ページで中古車をチェックして7割の買取相場を考える方法。

初心者には少しハードルが上がる買取相場予測になるかもしれません。

11.LINEの友達登録は必須「ネクステージ LINEで車査定」

『ネクステージ LINEで車査定』は、LINEを使用した車の査定なので手軽にできることが特徴です。先ずはネクステージを友だちに追加して、査定を依頼します。基本情報として「車名」「グレード」「年式」「ボディカラー」「走行距離」「事故歴の有無」、住んでいるエリア（都道府県・市町村）と、アピールポイントを入力します。

車の内外装の写真を添付するとより正確な金額を知ることが可能です。情報を元にネクステージから査定の金額幅を教えてくれます。金額次第では売りたいと考えている人にはおすすめの方法です。但し、返信に時間がかかったという声も聞かれるため、査定結果を早く知りたいという人にはデメリットになるでしょう。

個人情報なしで利用できる車買取・査定相場サイトの精度は高くない

個人情報なしで利用できる車買取・査定相場サイトの精度はあまり高くないといえるでしょう。正確な愛車の査定額は、車種やグレード、年式や走行距離のような基本情報だけでは分からないためです。

実際の査定では現車を確認して、傷やヘコミといった内外装の状態や、エンジンといったパーツの状態など、詳細な項目を査定士によって判断しています。

そのため、個人情報を入力しない査定では、精度が高くないことを理解しておく必要があるでしょう。

売却を検討しているなら実査定の申し込みがおすすめ

すでに車の売却を検討している段階であれば、個人情報を入力して愛車の正確な査定額を知るのがおすすめです。

実査定を申し込むのにとくにおすすめなのが、車一括査定サービスです。車一括査定サービスとは、インターネットから複数の業者に査定依頼ができるサービスのことです。

車一括査定サービスへ個人情報を提供すると、大量に営業メールが届いたり電話がかかってきたりします。しかし、自宅にいながら複数の査定結果が分かるため、買取店に足を運ぶ時間がない方にとっては便利なサービスといえます。

車査定から売却までは3パターンある

車を実際に査定してもらってから売却するまでの流れは以下、3パターンあります。

それぞれ、どのような売却方法なのか詳しく解説します。

1.ディーラーや自動車販売店で下取りに出す

下取りとは、現在の愛車をディーラーや自動車販売店に売却し、その金額を新しい車の購入価格から差し引いてもらう方法です。下取りでの売却は、新車購入時によく用いられる方法です。ディーラーや自動車販売店は、自動車メーカーを正規に販売している場所なので、安心して売却できます。

新車の購入と下取りを同じ店で行うことができるので、手間がかかりません。また、新車を購入するため、下取り車に対して高額な査定を期待できる場合もあります。

2.中古車販売店、買取専門店に買取してもらう

中古車販売店や買取販売店は中古車をメインに事業を展開している店です。複数の業者に査定を依頼することで、満足のいく店で売却できます。ディーラーの下取りや自動車販売店よりも高く売れることが多いです。買い取ることを目的にしているため、幅広いルートを持っています。

また、幅広い車種を扱っている大手中古車販売店や買取専門店のほかにも、ヴィンテージカーが得意なお店や輸入車専門など、愛車の特性に合わせた買取店で売却することも可能です。

3.オークションに出品する

オークションに出品する売却方法もあります。買取業者のオークションなら大手中古車販売店や買取専門店では独自のオークションを開催しているところもあります。例えば、『カーセンサー』では最大5,000社が入札するオークションに出品できます。

個人に対してオークションを行う「カーオークション.JP」は、手数料が業界最安値が特徴です。そのほかにも、個人間取引とストアとの取引ができる「Yahoo！オークション」や「メルカリ」なども人気です。

車の査定額を少しでも上げるコツ

本章では、車の査定額を少しでも上げるコツを7つご紹介します。まずは、次章以降で解説するコツ7つを分かりやすくまとめました。

1.買取価格の相場をあらかじめ調べておく

愛車の相場価値を把握しておくことで、自信を持って売却交渉に臨めます。もし想定の範囲を大幅に下回る価格を提示されれば、詳細を聞いて交渉が可能です。買取価格の相場をあらかじめ調べておくことは、業者からの言い値や買いたたきを防ぐ目的もあります。

とくに、自動車に関する知識がない方やこれまで車を売却した経験のない方は、買取価格の相場をあらかじめ調べておくとよいでしょう。

2.日頃から洗車や清掃をして車を綺麗に保つ

塗装面のキズからボディを守るためには、洗車や掃除が有効です。屋根付きの駐車場やガレージに車を駐車するのが理想ですが、屋外駐車場でもボディカバーを使用すれば塗装面の劣化や傷から愛車を守ることができます。

車内も同様に掃除をすることが重要です。食べ物やペット、タバコのにおいなどがしみついてしまう前に市販グッズを上手に利用しましょう。もちろん査定前にも洗車や掃除をしておけば、査定士へのアピールポイントになります。

3.複数の業者に査定を依頼する

複数の業者に査定を依頼するということは、「相見積もり」をしてもらうということです。1社よりも3社、4社と多い方が愛車の適正価格を把握することにつながります。また、相見積りすることで不自然な価格差がないかどうか、各社の価格差が一目瞭然となります。

もう一つの目的は、車の売却を依頼しようと思っている業者に他社の価格を知らせることです。複数の業者に査定を依頼することは、更に買取価格アップをしてもらうための当て馬の意味も含んでいます。

4.車検は通さない

車検が切れていると車の売却は難しくなるため、車検は通しておいた方が良いと思われるかもしれません。しかし、車検を通したら査定が高くなることはあまりありません。車検の費用がかさむ分、余計な出費となってしまうことが多くあります。

注意したいのは車検の切れた車は道路を走行することができないので、業者まで運ぶ手段がないということです。つまり、車検が切れてしまう前に売却をすることが重要になります。車検の1〜2ヶ月くらい前が売却の良いタイミングと言えるでしょう。

5.売却する時期を見極める

中古車が最も売れる時期は3月だといわれています。そのため買取業者は3月前に在庫を増やしたいと考えます。1〜2月は3月よりも少し前の時期なので、中古車買取価格が上りやすいと言われているのです。また、9月も決算期を迎えるため、業績を上げるために中古車価格が上昇する時期になります。決算期直前の時期である7~8月も売り時といえるでしょう。

そのほかにも自動車税が発生する前の時期や車券更新の前、モデルチェンジ前や10年落ちになる前、そして走行距離が10万㎞を超える前が売却に最も良いと言われています。

6.純正パーツを用意しておく

社外製パーツを装着している場合には純正パーツを一緒に用意しておくと良いでしょう。純正パーツの方が人気が高い場合もあります。反対に人気の高い社外製パーツは、プラス査定になることも考えられるでしょう。そのため、純正パーツと社外製パーツのどちらが良いとはいえません。社外製パーツを使用している場合には、純正パーツも用意しておき、どちらになっても良い準備を整えることが重要です。

7.傷や凹みは直さない

多少の傷は直しておいた方が良いですが、結果的に傷や凹みは修理を行わずそのままにしておく方が良いと言えるでしょう。軽微な傷はタッチペンなどで塗装できますが、劣化したボディの色と異なる場合も多くあります。素人が修正したことでかえって再修理が必要となり、査定額に影響することもあるので、傷や凹みは直さずにそのままにしておく方が良いでしょう。

よくある質問・回答

個人情報なしで車査定・買取相場を調べる方法についてよくある質問とその回答まとめました。気になる疑問や不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.車の査定額を個人情報なしで調べる方法はありますか

車の査定額を個人情報なしで調べる方法はいろいろとあります。しかし、査定額は参考価格で実際の買取価格を保証するものではありません。また、車の相場は時間経過とともに大きく変動するため実際の価格とは大幅に異なる場合が多いものです。

上記のような注意点は、トヨタ下取り参考価格シミュレーションやトヨタのクルマ買取、日産のかんたんクルマ査定などのサイトに記載されています。車の査定額は個人情報なしで調べられますが、個人情報なしで調べた車の査定額は現実と乖離している可能性もあることを覚えておくとよいでしょう。

2.車を査定してもらうのにかかる費用は？

本記事で紹介している車買取・査定相場が分かる11のサイト・サービスの査定費用の有無をまとめました。

3.ネットで調べた車査定相場の精度は高くない？

個人情報を入力せずに調べる車の査定相場の精度は高いとはいえません。車の査定には現車確認が必要になるからです。目で見て初めて分かる傷や凹みなどの外装の汚れなどは確認しなければ分かりません。そのため、おおよその概算でしか査定をすることができないのです。

詳しくは「個人情報なしで利用できる車買取・査定相場サイトの精度は高くない」をご覧ください。

4.車を売却するのにおすすめの方法は？

車の売却方法は以下の通り3つあります。

どの方法が良いかは人それぞれですが、車一括査定サービスを使って中古車販売店や買取専門店で買い取ってもらう方法が手間がかからずおすすめです。それぞれの売却方法について詳しくは、「車査定から売却までは3パターンある」を参考にしてみてください。

5.売却せずに査定だけしたいのですが

今すぐに車を売りたいわけではないけど、今後のために車がどれくらいで売れるのかを知りたい場合には、査定だけを依頼できます。

相場を知りたい場合には、ネットの無料査定がおすすめです。また、愛車の詳細な査定額を知りたい場合には、車を持ち込んで店舗で査定を依頼する方法や、出張査定を依頼するなどの方法があります。

売却せずに査定額だけを知りたい場合には、前もってスタッフに査定だけを依頼したいことを伝えておきましょう。

まとめ

今回は、個人情報なしで車の査定相場を知る方法を解説しました。

車の査定相場は個人情報を入力しなくてもおおよその金額であれば分かります。愛車の正確な査定額を知るためには車検証の情報や現車の確認が必要です。

売却の方法も3パターンあり、どこで売却すると一番良いかは車の状況によって異なります。少しでも高く愛車を買取してもらうためにも、査定から売却まで自分の状況に応じた方法を知っておくのをおすすめします。